日本人は、なぜ老後の資産運用を間違うのか?―銀行・証券会社へ行く前に読む本



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日本人は、なぜ老後の資産運用を間違うのか?―銀行・証券会社へ行く前に読む本
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コストについての言及が少なく疑問点も

これまで資産運用について考えてこなかった「団塊」の世代向けの資産運用入門書といった体裁。インフレリスクについて冒頭でふれているのはよい。但し、全体として商品の案内的なところが多く、しかも、投資信託などの割高なコストについての言及が少ない。

例えば、販売手数料も信託報酬も高い野村戦略株ファンドや投資という視点では損な分配型投信がなぜ「おすすめ」になるのかわからない。とりわけ中長期運用であればコストの視点は非常に重要なはずである。

また、書名で最近「なぜ・・・のか?」というのがはやりだが、本書はこれに対しての明確な回答はない。まあ、「そんなことは考える必要も暇もなかったから」といったところか。

サブタイトルどおりの本

 サブタイトルどおりの本で、銀行や証券会社に行くまえに最低限身につけておくべき必須知識を明示してくれています。

 とても詳しいわけではありませんので詳細は類書に譲る必要がありますが、最初の1冊としては適当だと感じます。ただし数式なども登場しますので活字の苦手な方はカラフルなムック本などを1冊目に選んだ方が無難であると思います。

 この本の優位性としては、運用設計においてきちんとインフレ化を考慮に入れている点および運用商品としてREITなどだけでなくリバース・モーゲージについても取り扱っている点です。(ちなみにリバース・モーゲージとは一戸建て住宅を担保に年金のようにお金を受け取ることができる仕組みです。)

 最後に。。。。タイトルの「なぜ(略)間違うのか」については特に理由を述べているわけではありませんのでご注意ください。間違えないようにいろいろ知識を与えてくれるという本です。



小学館
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